液状シリコンとオイル

恥丘・大陰唇に液状シリコンやオイルを注入された方の修正方法

液状シリコン、オイル、正体不明の物質は、体が分解できません。問題は注入から数か月後に出ることも、10年後に出ることもあります。医師はまず中身が何かを検査で確かめ、経過観察、薬、手術のどれにするかをあなたと一緒に計画します。

皮膚 オイル 液体シリコン 線維化移動
イラスト:液状シリコンやオイルは細かな粒となって組織に入り込み、体がその周囲に線維組織を作ることでしこりになります。

これらの物質を注入すると何が起こるか

液状シリコン、パラフィン、各種オイルは体内で分解されません。そのため体は炎症と線維化で物質を包み込もうとし、しこり(siliconoma または lipogranuloma)になります。一部が鼠径部、太ももの内側、デリケートゾーンの内側へ流れることもあります。問題がいつ出るかは予測できず、何年も経ってから症状が出る方もいます。

よくある症状

  • 触れて分かる硬いしこり、または皮膚の凹凸
  • 腫れ、炎症、赤みを繰り返す
  • 皮膚の変色・黒ずみ・硬くつっぱる
  • 形の左右差やゆがみ
  • 注入物が鼠径部や太ももの内側へ流れている
  • 長時間座ったとき、歩行時、性交時の痛み
溶解注射や吸引で除去できない理由

ヒアルロニダーゼが溶かせるのはHAフィラーだけです。液状シリコンやオイルは組織や線維組織の中に入り込んでいるため、吸引や圧出では取れず、やればやるほど炎症が悪化します。

治療の流れ

超音波検査注入物の種類と範囲を確認します。MRI検査が追加で必要な方もいます
まず炎症を治療炎症や感染がある場合は、まず医師が薬で落ち着かせます
一緒に治療を計画経過観察、薬、手術のどれがよいか、それぞれの長所と限界とあわせて医師がご説明します
必要に応じて手術施設へご紹介手術の範囲に合った外科チームや病院と調整し、検査結果もお送りします
経過観察治療後も継続して診て、組織の準備が整ったら形を整える計画を立てます
シリコンの上から何かを注入すべきではありません

シリコンやオイルがある部位にフィラーなどを重ねて注入すると、炎症が悪化し、修正がさらに難しくなります。必ず先に検査と計画を行ってください。

よくあるご質問

何年も前に注入しましたが、まだ修正できますか?

はい。ただし年数が経つほど線維化が進んでいることが多いです。医師が計画の前に超音波で範囲を確認します。

レーザーや吸引で除去できますか?

できません。これらの物質は組織の中に入り込んでいるため、吸引やレーザーでは取り切れず、炎症のリスクもあります。除去が必要な場合、主な方法は手術です。

症状がなくても除去する必要がありますか?

全員に必要なわけではありません。医師が診察し、経過観察でよいか治療すべきかをお伝えします。

Dr. Kate に無料で相談。施術の義務はありませんLINEで質問を送るだけ。本名は不要です。受けるべきか、今はまだ受けないほうがよいか、医師が率直にお伝えします。